WORKS
埼玉の家
OVERVIEW
所在地:埼玉県さいたま市大宮区 主要用途:一戸建て住宅(モデルハウス) 構造規模:木造2階建て 家族構成:夫婦・子供1人(想定)
敷地面積:104.25㎡(31.53坪) 建築面積:52.37㎡(15.84坪) 延床面積:99.78㎡(30.18坪)
竣工:2026.3 構造:ナカオ建築設計舎 写真:山田雄太
CONCEPT
本プロジェクトはJR大宮駅から徒歩10分「日本一長いケヤキ並木」と言われる氷川神社の参道から一筋入った角地に計画された、㈱マーベックスの全館空調体験型モデルハウス(3人暮らしを想定とした一戸建て)になります。本敷地は駅からの商業エリアと住居エリアの境目(準防火地域)に位置し、30坪程度の敷地の広さの中に、南東側に2.3階建ての建物が迫るという非常に採光が厳しい立地条件でした。また、この立地条件や高気密高断熱の観点からも、本計画では出来る限り開口部を絞った住まいが必然的に求められました。
そこで本計画では、採光の確保からLDKを二階に配置し、ケヤキ並木が垣間見える南西角に「豊かな余白(中庭)」を設けることを考え、開口部を絞りながらも凛とした佇まいの住まいを計画致しました。
この中庭はポーチから和室、LDKとメインの部屋から見ることができ、プライバシーを守りつつも開放的に内部と外部を緩やかに繋いでくれ、コンパクトな住まいに「多様で豊かな奥行感」を創り出してくれました。
また平面計画では、現代のライフスタイルに合わせ在宅ワークと家事仕事が両立出来る間取りとし、個室は子供の成長に合わせて可変に使うことが出来る配慮を行い、無駄のないコンパクトな住まいとしながらも、内外部に自然素材を多用しながら断面的には光の陰影を創り出し、日常に「五感で感じる変化」を創り出しました。
空調システムとしては、家の中心にエアコンを設置する小さな空調室(PS)を設け、そのPSから床下ファン(LaLa fan S)を使って床下や階間へと空気の流れを造り出し各部屋へ冷暖気を送ります。
そして各部屋から階段室(吹抜け)、小屋裏空間を通って空調室へと空気は循環し、負の空気は24時間全熱交換型換気システム(sumika)を使って床下から外部の新鮮な空気と交換します。
意匠性を保ちつつも、断熱等級6.5レベル、C値0.5をクリアし、エアコン一台で建物全体を快適な温熱環境に仕上げることが出来ました。
都会の街中に建てられた次世代の高気密高断熱の住まい。閉鎖的になりがちな条件の中で、1つの「豊かな余白(中庭)」を挿入することで、プライバシーを確保しつつも「多様で豊かな繋がりと奥行」を創り出し、「日常に五感で感じる住まい」を創り上げることが出来たと思います。





















